リモコンにフィルターサインが表示されたら?
今年の夏も尋常ではない猛暑が続きましたが、みなさまのエアコンの調子はいかがだったでしょうか。エアコンを使い続けていると、リモコンに「フィルターお手入れ」や「フィルター洗浄」あるいは「フィルター清掃」など、室内機のフィルターの汚れを意味するような文言が表示されることがあります(メーカーにより表現が異なります)。
この表示は一般的に「フィルターサイン」と呼ばれているのですが、この表示について、毎年お客様から次のようなお問い合わせをいただきます。
・これが表示されている場合、エアコンは故障していますか?
・表示されたので、フィルターを清掃してほしい(あるいはエアコンを洗浄したい)。
・自分でフィルターを洗ったが、表示が消えない(消し方がわからない)
結論から申し上げますと、このフィルターサインは、エアコンを一定時間以上(※)運転させ続けていると自動的に表示されるものであり、実際にフィルターが汚れているか否かは関係ありません。各メーカーが設定した累計運転時間に達すると勝手に表示されてしまいます。
お使い続けていると、どうしてもフィルターの清掃を忘れがちになってしまうので、お客様が各自でお手入れしていただくべく、各メーカーが目安を設定して清掃を促しているのです。
(※)表示される累計運転時間は、ダイキンは2500時間、日立は1000時間、三菱電機は330時間など、各メーカーにより異なります。
もし表示されましたら、ご自身で表示を消していただいて結構です。上画像のリモコンの場合は、黄色い矢印で示している「フィルタサインリセット」ボタンを押すだけで消えます。また近年の新しいエアコンですと、メニュー画面にして、「フィルターサインリセット」(あるいは同じような意味のコマンド)を選択して確定(実行)すると消えます。
・ダイキンの場合はこちらをご覧ください。
・日立の場合はこちらのPDFのQ19をご覧ください。
・三菱電機の場合はこちらをご覧ください。
・三菱重工の場合は、お手持ちの取扱説明書をご覧ください。
エアコンは日々のメンテナンスがとても大切。特にフィルター清掃はお客様ご自身でできる簡単かつ重要なエアコンのお手入れですから、こうした表示の有無に関係なく、定期的な清掃を心がけてください。
特に冬の暖房時、フィルターが汚れて目詰まりすると、異常停止の原因になりますので、くれぐれもご注意ください!
もしフィルターの清掃にお困りの場合は、弊社へお気軽にご連絡ください。もちろんエアコンのクリーニングも承っております。